Investor Relations株主向け報告書

2025年3月期（第77期）中間報告書
［2024年4月1日-2024年9月30日］

株主の皆様には平素より格別のご高配を賜わり厚くお礼申し上げます。
ここに当社第77期上半期（2024年4月1日から2024年9月30日まで）における決算の内容等につきましてご報告申し上げます。
株主の皆様におかれましては、今後ともなお一層のご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。

2024年12月
代表取締役会長　　　　　渡邉將人
代表取締役社長執行役員　磯谷岳摩

業績の推移

国内における売上は、住宅関連刃物、非住宅関連刃物ともに前年同期から減少しました。海外における売上は、為替の円安による追い風の中、欧州などでは不振が継続し、当中間連結会計期間の売上高は100億6千4百万円（前年同期比0.7％減）となりました。
利益面につきましては、為替の影響を除いた売上高が前年同期比で下回ったことから、営業利益は3億9千4百万円（前年同期比40.4％減）となりました。

売上高

営業利益

親会社株主に帰属する中間（当期）純利益

総資産・純資産

配当金

第2四半期（中間期）決算の詳細は下記から決算短信をご覧ください。

第2四半期（中間期）決算短信

TOPICS

配当方針の変更

2024年5月10日開催の取締役会において、連結配当性向のめどを従来の30％から35％に引き上げる決定をいたしました。成長のための投資を優先する方針は維持しつつも、さらなる資本効率の向上および株主還元の充実を図るため、配当方針を変更いたしました。

会社紹介動画リニューアル

兼房の特徴や技術についてわかりやすくご理解いただける動画を製作いたしました。
YouTubeの公式チャンネルから視聴できますので、是非下記のURLよりご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=2tKdiuzDFxw

包装材の脱プラを促進

当社のダイヤカッター用ケースは、ビニール製から木製への変更を完了し、100%の脱プラスチックを達成しています。地球に優しい循環型社会の構築に寄与すべく、引き続きプラスチック利用の見直しを進めて参ります。

JIMTOF出展（2024年11月）

JIMTOF2024(第32回日本国際工作機械見本市)が東京ビッグサイトで開催され、当社も出展しました。今回の出展では、替刃式の刃物、Nova E’z Discのヘッド交換体験コーナーを設け、来場者に交換作業を体験していただきました。全刃を一度に交換できるヘッド交換式を採用しているため、「簡単に、短時間で交換できる」、「現場での使用イメージがより明確になった」と好評のお声を多くいただきました。

主な出展製品

コールドソー　Ti-5PT

用途: 自動車やバイクの部品となる薄肉パイプの切断
特徴: 刃先となるチップの形状を変更し、ボディとの段差を最小限にすることでチップの欠損を抑制、また耐熱性に優れたチップの採用や刃先の角度を鋭角にしたことで刃先への熱ダメージを抑制し、製品の長寿命化を実現しました。

小径Nova E'z Disc

用途: 自動車等のアルミ部品の平面加工
特徴: 寸法ラインナップを拡充し、様々な形状の加工に対応可能となりました。

新型ステイブルソー

用途: アルミサッシの切断加工
特徴: 刃物ボディのスリットの見直しにより、切削時の振れを抑制することで、厚みのあるアルミ材切断にも対応可能となりました。また、特殊歯室形状により切削時の振動を抑制し、良好な切断品質を実現しました。

生産性向上への取り組み

当社の物流センターでは、業務効率向上のため、無人搬送システムを導入しております。パレット積みの荷物が入る電動式移動ラックを設置し、作業者が荷物の収納先を指定すると、自動でラックが移動し、無人フォークリフトが荷物を搬送します。
当社では、これからもより良い職場環境や生産性向上を目指して取り組みを進めて参ります。