環境との共生
未来を見据えた環境思考に努め、環境と共生し、心豊かに生きる社会の実現を目指します。
環境方針
基本理念
当社は、地球環境の保全が人類共通の最重要課題であることを認識し、事業活動のあらゆる面で環境保全に配慮し行動します。
行動指針
- 永年培ってきた工業用機械刃物メーカーとしての技術を生かし、環境負荷低減に繋がる製品開発を行い、環境に配慮した製品・サービスを提供します。
- 環境マネジメントシステムを継続的に運用し、省エネルギー、省資源、リサイクル、廃棄物の発生抑制などに取り組み、環境保全活動を推進します。
- 環境保護への支援、協力活動を通して地域社会への貢献に努めます。
- 環境関連の法規制及び当社が合意したその他の要求事項を順守します。
- SDGs、カーボンニュートラルの実現に向けて取り組みます。
- 社員一人一人が環境保全の意識を高め、自覚と責任を持って行動します。
- 生産工程の省エネ、革新的な技術の導入、再生可能エネルギーの利用を進めます。
環境に配慮した技術・製品
2011年から基本ポリシーとして「KANEFUSA For Sustainability」を掲げ、4つのコア技術を活用した環境配慮製品をラインナップしています。
1
消費電力削減を可能とした コーティング技術
「自己研磨特性」を持つ兼房のコーティング技術。切れ味が向上し、工具の長寿命と消費電力削減を可能としました。
2
レアメタル使用量削減を可能とした微小化技術
当社独自の接合技術によって超硬合金を刃先部だけに微小化することで、レアメタルである超硬合金使用量を大幅に削減することが可能となりました。
3
歩留まり向上を可能とした薄鋸化技術
独自に開発した振動抑制技術により薄鋸化することで、製品部材の歩留まり向上や消費電力削減が可能となりました。
4
切削音の低減を可能とした静音化技術
丸鋸の台金に粘弾性樹脂を施したスリットを入れることにより、切断騒音を大幅に低減することを可能としました。
環境マネジメントシステム
本社・工場において、2003年に環境マネジメントシステムの国際規格・ISO14001の認証を取得しました。その後、インドネシア子会社、中国子会社、ベトナム子会社においても同様に認証を取得し、グループ全体で環境負荷低減と環境保全活動を進めています。
省資源、リサイクル
原材料の効率的使用や可能な限りのペーパーレス化など、省資源化に努めています。
事業活動の中で排出される廃棄物のうち、金属屑、廃木材、廃紙等は100%リサイクルし、その他の廃棄物に関してもリサイクル率向上を推進しています。
省エネルギー化
2003年から電力の省エネルギー化の取り組みを開始し、2021年からはカーボンニュートラルの実現を目指したプロジェクト活動に拡大しています。CO2フリー電気の導入や設備・施設の消費電力削減を推進し、廃エネルギー利用など更なる省エネ策の検討も進めています。
地域清掃活動
里親制度
本社所在地(愛知県丹羽郡大口町)では、道路などの公共施設を「里子」と見立て、それらを利用する企業等が「里親」となり、「里子」の世話をする制度「アダプトプログラム」を導入しています。当社もその制度に登録し、毎月の第一金曜日を基本として清掃活動を行っています。
五条川クリーンアップ活動
本社所在地(愛知県丹羽郡大口町)のシンボルである五条川とその両堤の桜を未来の子どもたちに引き継ごうとの思いから、町主催の五条川クリーンアップ活動に従業員とその家族が参加しています。