Sustainability優先的に取り組む課題

兼房は、製品開発の基本ポリシーとして「KANEFUSA For Sustainability」を掲げ、環境配慮製品を数多く生み出してまいりましたが、環境問題のみならず社会が抱える多くの課題に対し、企業がどのように取り組み、そして社会と企業の持続可能性をいかに両立していくかを改めて考えました。

2050年を見据え、これからの兼房を担う世代によるSDGsプロジェクトで徹底的に議論をし、外部コンサルタントからのアドバイス、経営層との議論・協議を経て、優先的に取り組む課題を特定いたしました。

兼房の強みを活かした課題解決を起点として好循環を起こし、よりよい未来を追求してまいります。

優先的に取り組む課題の特定プロセス

SDGsプロジェクト フェーズⅠ(コンサルタント指導のもと、中堅管理職を中心に検討)

process1

価値観・存在意義の言語化

様々な社会的課題を踏まえながら、兼房が目指す未来(ビジョン)、兼房の存在意義(ミッション)と提供価値(バリュー)を明確化。

process2

最注力事項の特定

SDGsのフレームワークをもとに、当社の強みで最も効果的に課題解決が進み、正の連鎖反応を起こせるポイントを議論し、特定。SDGsドミノの案を作成し、経営層と協議。

SDGsプロジェクト フェーズⅡ(若手社員中心に検討)

process3

コーポレートメッセージ作成

ビジョン・ミッション・バリューを端的に表現できるコーポレートメッセージを決定。

process4

取り組みの全体像の決定

企業理念やプロセス3のコーポレートメッセージを踏まえてSDGsドミノ案を精査し、優先的に取り組む課題とその目指すべき成果を経営層と協議のうえ決定。

コーポレートメッセージ

Sharpen the future, Share the value 未来を研ぎ澄まし、喜びの輪を広げる

兼房の刃物によって世界のモノづくりの未来にイノベーションを起こし、お客様、兼房の従業員とその家族、そして世界中の人々の未来を、私たちが大事にする“刃物の先”のように研ぎ澄まし輝かせてまいります。そして、その生み出した価値で喜びの輪を広げ、世界中の人々の笑顔を増やします。

ビジョン:兼房が目指す未来「兼房に関わる全ての人へ新しい価値をもたらし、世界の人々を笑顔にする」、ミッション:兼房の存在意義・使命「兼房の刃物で世界のモノづくりにイノベーションを起こし、世界中の人々の未来を輝かせる。そして、そこから生まれる価値を世界中に共有する」、バリュー:兼房が提供する価値「「切る」「削る」を極め、環境に優しいモノづくりの技術・ノウハウを提供する。従業員、お客様、さらにその先のお客様に驚きと喜びと安心を提供する。」

兼房SDGsドミノ

~兼房の強みから正の連鎖反応を起こし、社会と企業の持続可能性の両立を目指す~

9 産業と技術革新の基盤をつくろう

わが社にしかできない切削技術で新しい価値を創造し、
世界のモノづくりに貢献する

目指すべき成果
  • 「六方よし」の刃物・切削の提供(買い手・売り手・作り手・地球環境・社会・未来)
  • 最適提案までの期間短縮
  • 新分野への取り組みの促進
施策の一例
  • 長年蓄積した専門的知見、切削試験や製造に関わるデータを高度にシステム化
  • 研究開発への積極投資
12 つくる責任つかう責任

資源の有効活用、
廃棄物削減・再利用

目指すべき成果
  • サプライチェーン全体での省資源化
施策の一例
  • 切削部材の歩留まりを向上させる製品開発
  • 長寿命製品の開発
  • 環境に配慮した製品素材の共同研究
  • サプライチェーンでのリデュース・リユース・リサイクル推進
13 気候変動に具体的な対策を

地球環境に配慮した刃物の開発、
切削方法の提案

目指すべき成果
  • カーボンニュートラルに向けた社内取組みの強化
  • サプライチェーン全体におけるカーボンニュートラルへの貢献
  • エコ資材使用率の最大化
施策の一例
  • 製造設備の省電力化
  • CO2排出を抑制する熱処理方法の確立
  • クリーンエネルギーの積極利用
  • 製品の軽量化、切削抵抗減少、長寿命化等の推進
  • 製品梱包材、副資材等での環境配慮材料の使用
8 働きがいも経済成長も

生産性向上、
ワーク・ライフ・バランス

目指すべき成果
  • 限りある人財で最大利益を生む
  • 多様な働き方への柔軟な対応
施策の一例
  • 生産工程の自動化
  • 営業活動におけるシステム利用等での効率化
  • 働き方の多様化に対応した人事制度
17 パートナーシップで目標を達成しよう

パートナーと協力し、SDGsへの取り組み促進
(グループ全従業員・取引企業・大学・関係企業・地域社会)

目指すべき成果
  • パートナーとの連携により、当社のSDGsの取り組みを促進する。
施策の一例
  • 世界の生産拠点の拡大により、地産地消や一貫生産を進める
  • 大学、関係企業等との共同研究や技術提携
  • 地域社会への貢献活動
  • SDGsへの取り組み状況の開示と協力の要請

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