多様な業界を取引先に持つ安定性に惹かれた
大学時代は法学部でしたが、小さいころから図工などモノづくりが好きでした。文系ながらモノづくりに携われる仕事に憧れ、メーカーの営業職を中心に就職活動をしていました。まずはたくさんの業界や会社を見たのですが、そのなかで特定業界の部品を作っている会社、流行に左右されやすい商品を作っている会社に長期的な安定性を感じられず、メーカーのなかでも「多様性を持った会社」という就職活動の軸が生まれました。兼房も「刃物」という製品に特化した会社ですが、実はとても多様な業界にお客様が広がっています。ここなら将来も安定しており、加えて国内No.1という誇りを持って働ける。そう思ったことが入社の決め手になりました。
専門的な営業だからこそ知識が求められる
製造現場での研修を終えた2年目から、元々担当していた先輩に半年ほど同行。取引先から注文いただいた製品を社内で製造してもらうための発注書づくりなど、営業職としての基本からじっくり教えていただきました。営業職ではありますが、打合せの場で手描きの簡単な図面を書くこともあります。2年目の秋ごろから一人で担当するようになり、今は食品や薬品・化粧品業界向けの包装機械メーカーを担当しています。私の場合は業界を特化して担当を持っているため、深い知識が必要になりますが、対応できない案件があったらすぐに先輩が同行してくれます。営業配属4年目となった今では、先輩に頼ることも少なくなり、自信をもってお客様との商談に望むことができるようになりました。
自分が悩みに悩んだ製品を店頭で見つけた
とあるチョコレートのパッケージリニューアルの案件が印象に残っています。スーパーなどで販売されている商品の紙箱の中にある、チョコレートを包んでいる内袋の開け方を変更したいというご要望でした。開け方について、安全性や開封性、中身が美しく見える場所から開けて欲しいといったメーカーの様々な要望があり、チョコレートは、特に加工の難しいアルミフィルムを使用するため、要望をどれだけクリアできるか慎重に検討を重ねる必要がありました。要望をクリアするには、これまでにない形状の切り口が必要で、技術の方とも相談しながら苦労して細かな仕様を決め、無事に条件を満たしながら納品できました。その商品を店頭で見たとき、とても感動したことを覚えています。兼房の刃物は、身近な商品にも関わっており、そこも魅力だと思います。
兼房の営業は、提案型
兼房の営業に求められるのは、誠実な対応です。お客様との会話では専門的な内容が圧倒的に多いことが特徴で、技術的な勉強をするのは大変ですが、私のように口下手だと思っている人でも、きちんと勉強してお客様と深く付き合う気持ちがあればやっていけます。担当している1社1社のお客様とじっくり向き合うことで、信頼関係が生まれてきます。そして何より、兼房の営業の背後には、圧倒的な技術力という武器があります。お客様のお困りごとに提案という形で応える。そんなイメージが近いかもしれません。提案力が高まれば、提供価値も自ずと高くなります。中部支社で提案力を発揮しながら、世界中で提案型営業が推進できるよう、会社全体を盛り上げていきたいです。
F.A.の
ある1日
- 8:00
- 出社
- 9:00
- メールチェックお客様からの依頼を受けて社内で納期を調整
- 11:00
- 外出担当先の数が多くないため毎日訪問するお客様も
- 12:00
- お昼休憩
- 13:00
- お客様を訪問既製品の営業ではないため提案が多くやりがいがある
- 15:00
- 帰社メールチェックや修理依頼品を自分で確認し、修理方法を選定
- 17:45
- 退社
PRIVATE
今年の春に、とある楽団のコンサートに行き、その音楽に感動しました。中学生までトランペットを吹いていたのでもう何年ぶりという感じですが、思い切って入団を申し込んだところ、なんと入団許可。今は来年の公演に向けて毎日練習しています。合同練習は隔週で1日だけですが、6時間たっぷりあります。趣味を増やしたいと思っていたタイミングでの出会いだったのですが、もはや生きがいのように感じています。
MESSAGE
私は春に別業界の会社から内定をいただきましたが、将来のことを考え、もう一度自分のやりたいこと、大切にしていることを整理して、夏に再び就職活動を始めました。まわりの方の内定が決まると焦ってしまいがちですが、自分の希望を最優先に、最後まで諦めずに取り組んでいただきたいです。営業は話すのが上手でないと務まらないと思っている方でも、地道に勉強していけるなら大丈夫です。知識をつけながら成長していきたいと考えている方は、ぜひ説明会などに来て雰囲気を感じてください。